麻布台ヒルズをはじめ、高層オフィスビルも多く立ち並ぶ麻布エリア。大使館が点在する土地柄もあり多国籍な人種が生き違う街の一角に「ふたばクラブ東麻布保育園」はあります。洗練された街に響くにぎやかな子供達の声とともに出迎えてくれたのは、本多園長と本社の熊谷さん。普段のお仕事についてや、ふくチャレ参加者を受け入れてきた中でのエピソードについて伺いました。
事業者インタビューINTERVIEW
1日として同じ日がない
思い出が増えていくお仕事
双葉教育株式会社
熊谷さん
ふたばクラブ東麻布保育園
本多園長

まずは「ふたばクラブ東麻布保育園」について教えてください。
本多園長:「ふたばクラブ東麻布保育園」は0〜5歳までのお子様をお預かりする認可保育園です。都会の中に位置する園ですが、自然との触れ合いや季節行事を通して、子供たちが自分で生きる力を身につけていけるような保育をめざしています。
芋掘りや遠足に出かけて自然の中でお弁当を食べるなど、都会の家庭ではなかなか体験できない虫や動植物と触れ合う機会づくりや、食育にも注力しています。また、土曜日の行事も年5回あり、運動会や発表会を通して自分の力で乗り越え、自信を持って成長していけることを重視しています。

ふくチャレに事業所として参加登録された理由について教えてください。
本社 熊谷さん:当園では外部講師の先生をお招きして英語やダンス、体操といったレッスンも行っていて、子供たちがいろんな人に出会い、関わるということもとても大事なことと考えています。
子どもたちが親以外の大人の人と関わる機会は、大人が準備して環境を整えていくしかないものです。ここではできるだけ積極的に多様な大人と出会う機会をつくっていて、ふくチャレもその一環としています。
また、ふくチャレ参加者の方との出会いは、働く先生たちの経験や学びにもつながるので、みんなにとっていいと思います。なので毎回、参加希望のご連絡が来ると嬉しいです。
これまでにふくチャレにご参加された方とのエピソードについて教えてください。
本多園長:以前、4、50代ぐらいの男性の未経験の方が参加された際、保育室の真ん中で子供達の目線になって、一緒にブロックや積み木をして遊んでくださったのですが、初対面なのにべったりとくっつく子供もいて。きっと言葉ではない部分で、その人の温かさや安心感みたいなものって子供達にはすぐわかるんだなあって思いました。
今までの参加者の方には、たとえばお仕事をリタイアされた方など、経験豊富な人生の先輩方もいて、現場の私たちも子供との向き合い方について、「ちょっと怒りすぎてたかも」とか「そんなやり方もあるのか」とハッと気づかされたり、肩の力が抜けたり、教わることがたくさんありました。
また、私たちの仕事を見て、「こんなに大変なんですね」なんてねぎらいの言葉をいただくこともあるので、「また頑張ろう」って思えたり。知ってもらえるだけで救われるなってことが、ありがたいですね。
ふくチャレ参加者には具体的にどんな業務をおねがいしていますか。
本多園長:基本的には一緒に保育室に入ってもらって、遊んだりお話ししたり、子供たちと触れ合っていただきます。食事の準備やさんぽに行く際には先生のサブ的な動きをしてもらうことが多いですが、見守っていただければ大丈夫なので、どんな年齢・経験値の方でも気負わずに参加していただけると思います。
掃除や事務作業ではなく、子供に触れ合う体験が多いのですね。
本多園長:資格の有無にかかわらず、皆さんに子供たちとたくさん遊んでいただいています。何かをしていただくというより、そっと寄り添っていただいたり。大人の目も増えるので、小さなことでもとても助かってます。
ふくチャレの取り組みについてどう感じていますか。
本多園長:もし以前にこの取り組みがあったら、私も参加してみたかったです。実際に行ってみて初めて見えてくることがたくさんあると思います。
保育園って大変そうって、マイナスなイメージをお持ちの方もいると思っていて。もちろん気を配ることが多くありますし難しい側面もありますが、子供たちと実際に触れ合い、一人ひとりの大切な時期に寄り添ってその成長を間近で見ることができるのは、代え難い喜びだと感じています。
「大好き」とか「もっと一緒にいたい」なんて、素直に言葉で自分の気持ちを伝えてくれたり、ぎゅっとハグしてくれる姿は本当にかわいいですし、その純粋さにたくさんのものをもらっています。それを実感して欲しいなって思います。
本社 熊谷さん:私も以前は別の園で保育士をしていたので、振り返って感じていることがあります。保育士は、お仕事中に癒しがあるという稀有な仕事であり、毎日が思い出になる職業だと思います。
パソコンと対面してる毎日には思い出なんてなかなかできないけれど、保育士の1日に同じ日はないです。子供と毎日違うことをして、1日ずつ思い出が重なっていくんですよね。ふくチャレもそんな一端を体験できる、貴重な経験だと感じます。
外から見るのと、実際に入ってみるのではまったく異なるのだろうなと、お二人の言葉から伝わってきました。
本多園長:そうですね。そして、幼稚園と保育園でもぜんぜん違うんです。受け持つ人数や業務、子供を見る視点もまったく異なるので、そういったジョブチェンジのタイミングや将来について迷っている方にもおすすめできると思います。
私も実は幼稚園での担任経験を8年ほど積んでから今の保育園にきましたが、最初はまったくの0からのスタートだと感じたほど、違いを実感しました。
現場に入って保育園と幼稚園と見比べてみたり、または保育園の中でも、0、1〜2歳児の乳児と、3〜5歳の幼児でもまたガラッと違う毎日なので、自分がどんなお仕事をしていきたいだろうって考える経験にもなると思います。そんな方にもおすすめだと思います。

【編集後記】
「子供や保護者の方から教えてもらうことも多い」「ふくチャレ参加者の方のひと言に気がつかせてもらったこともある」そんな言葉が随所に出てきた今回のインタビュー。「ふたばクラブ」では、子供たち、保護者、スタッフと、園に関わり合う皆が一緒に学び合うという姿勢が一貫している印象を受けました。
「保育や教育の経験がなくても、今までの経験を大事にして、ぜひいろんな方に参加してほしい」と本多園長。遠くから見守ったり、ただ全力で一緒に遊んだり…、保育という分野では、どんな人にもそれぞれのカタチの関わり方や見守り方があるのかもしれません。資格の有無を問わず、自分にもできることがあるのかもしれないと、その扉を開く勇気をいただきました。

法人情報
- 法人名
- 双葉教育株式会社
- 事業分野
- 保育
- 実施事業
- 認可保育所 (生後57日から6歳まで)
- 所在地
- 東京都港区東麻布一丁目5番6号
- 電話番号
- 03-5797-8728
- 今回取材事業所の詳細
- ふたばクラブ東麻布保育園
